【 個人開発 】アプリ開発者・ゲーム開発者が収益を上げるためのEメールマーケティング戦略

個人開発 をしていてどうしてもネックになってくるのが、「どうすればもっと多くの人に知ってもらえるか」という部分だと思います。僕自身も作ったアプリが見向きもされない、なんてことがたくさんありました。

そんなときによく言われるのが、マーケティングの必要性です。

マーケティングというのもいろんな意味合いを持つ言葉ですが、ここでは「アプリの売上を伸ばすために行う活動」程度の意味で使います。

個人開発者は基本的にアプリが好きだから作るのであって、マーケティングなんてやるたくねーよと思う方も多いと思いますが、僕はアプリを開発して生活していたい、稼ぎたいと思っているので正直言ってどうマーケティングしていくかをかなり気にしています。

なので、アプリ開発者のためのマーケティングをよく調べているのですが、先日Redditのこんな記事に出会いました。

この方はインディーゲームの開発者らしいのですが、アプリ開発者にも応用できると思います。

以下、簡単に要約してみます。

List1-リリースの四ヶ月前-プレスキットを5人のYOUTUBERに送付します。この5人は、以前から交流のある人たちばかりで、5人全員から反応がありました。

List2-リリースの二ヶ月前-ここでは、インディーゲームの告知を行っているYoutuber5人を対象とします。リストは手動で作製しており、何度か関わりのあった人々でしたが、5人中2人しか返信がありませんでした。しかし、それでも成功だと考えています。また、トレイラーやリリース日だけでなく、List1のYoutuberによるプレイ動画も送りました。

List3-リリースの6週間前-ここではゲームジャーナリストを対象にします。ここでもターゲットリス卜は小規模で(5,6人程度)入念なリサーチと活発な交流を事前に行いました。

List4-リリースの4週間前-とても大規模なYoutuberを対象にします。対応してくれかはフィフティフィフティですが、事前に交流する十分な時間がありませんでした。10−15人のうち一人でもビデオを投稿してくれれば成功だと考えています。

List5-リリースの2週間前-中規模なYoutuber30人を対象とします。事前にエンゲージする十分な時間がありませんでしたが、List1, List2でのブランディングが機能していれば問題ないと考えています。また、リリース日が近づくに連れて露出が増えていくでしょう。

List6-リリース当日-ここでは私のサイトを購読している人を対象にします。もちろん、単なるアナウンスメントなので、実際のゲームプレスキットは送りません。大きなブームを狙っているので、いくつかのゲームメディアにタイミングを合わせます。

附則として:

スパムフォルダーに入れられたくないので、プレスキットの送付にはGmailを使います。

https://www.reddit.com/r/gamedev/comments/snbp4s/email_marketing/

だいぶ省略してしまいましたが、要約してみました。

この方はかなり具体的にリリース日から逆算して戦略を立てていますね。

特筆すべきは、メールマーケティングとして小規模にスタートしていることです。

最初にメールマーケティングを行うList1、List2はそれぞれ5人で構成されています。

全て合わせても40−50人程度しかメールを送りませんが、その分以前から交流のある相手に絞ってマーケティングしています。

メールマーケティングと言うと、スパムじみたメールの無差別爆撃を思い浮かべますが、それとは真逆のアプローチですね。

過去の記事でコールドDMについて解説しました。

その代わり、対象者とは以前から頻繁に接触しており、相手に認知されていることを重視しています。これは、メールでのアプローチをマーケティング・チャネルの一つと捉えているからで、ツイッターやYoutubeのコメントといった他のチャネルでも頻繁にアプローチしていることが伺えます。

アプリ、ゲームで収益化を狙う我々も、

  1. マーケティングの対象者を絞る
  2. 少数の対象者が所属するコミュニティで普段から活動し、認知される
  3. リリース日から逆算し、露出が徐々に増加していくようマーケティングしていく

という点は非常に参考になります。

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