個人開発のモチベーションアップ! おすすめ書籍リスト

個人開発の最大の敵って燃え尽き症候群なんかじゃないかと思います。

せっかくアプリを作り始めても飽きたり壁を前に諦めたり。

そんな時、個人開発へのモチベーションを高めるような本に出会えたら、みんな壁を乗り越えて完成までにこぎつけられるのではないかと思いました。

そこで、モチベーションアップに役立つ書籍を紹介しようと思います。

随時追加していく予定です。

日本語で読める書籍

個人開発をはじめよう! クリエイター25人の実践エピソード

個人開発者である、ゆずたそ(@yuzutas0)さん編集。クリエイター25人の個人開発エッセイがまとめられた本。

エッセイ集なのですが、一人ひとりのエピソードや共有してくれる共有してくれる学びの量が尋常ではなく、かなり圧倒されます。

みんな個人開発者としてサービスを完成させたことの在る人ばかりで、個人開発の生々しい話が聞けたりします。

僕が最初に読んだ時、結構な分量に尻込みしてしまいましたが、一人ひとりのエッセイに個人開発のリアル、楽しさや苦しさが満ちていて一気に読んでしまいました。

多くの著者に共通しているのは、アプリの開発で一発当てるのは楽じゃねーぞということ。作ったアプリがたまたま当たりました、みたいな人は皆無で、少しでもユーザー数を増やすために、収益を上げるためにどうすればユーザーが楽しんでくれるかをみんな必死になって考えています。そのひたむきさや努力の量にしびれました。

メイカーズのエコシステム

中国深センを中心にメイカームーブメントのエコシステムを解説した本。

解説なんて堅苦しい言葉がふさわしくないくらい熱量と生々しさに溢れています。

シンガポール在住の著者によって、メイカーの世界がどのように広がっているのかが深センを中心にまとめられています。

この本の中では趣味でものづくりをするホビイストとハードウェアスタートアップは明確に区別されています。

だけど、ホビイストの存在が無視されているわけではなく、ものづくりを支える巨大な生態系を担っていることが伺えます。

そして、何より重要なのがホビイストとハードウェアスタートアップは地続きだということ。

もちろん, Hardware is hardの言葉通り、個人のものづくりで食っていくのは簡単ではないけれど、その境目が決して飛び越えられない断崖絶壁ではないんだということを教えてくれる本です。

メイカーズ進化論

さくらインターネットの共同創業者小笠原治さんによる、日本におけるメイカームーブメントについての書籍です。

ウィール、セレボ、イクシーなどの実在の国内ハードウェアスタートアップが登場し、ハードウェアで起業するということの生の感覚が伝わってきます。

メイカームーブメントというと強調されがちな3Dプリンターですが、本書では3Dプリンターがいかにすごいかではなく、3Dプリンタ−を使って何を作るか、どうやって売るか、ということに力点が置かれています。

本書を読むとハードウェアで起業するってのはやっぱり難しいんだなと思わされます。ハードウェアを実際に売ろうとすると、原料の調達、量産、流通などの問題がのしかかってきます。ソフトウェアやサービスの販売では気にしなくていいことばかりですが、ハードウェアなら絶対に必要なことです。そこをどう乗り越えていくか、というのがこれからのメイカームーブメントの課題なのかなと思います。

Makers

メイカームーブメントの提唱者クリス・アンダーソンによるメイカーの聖典とも言うべき本。

僕がメイカーカルチャーに興味を持ったきっかけとなった本でもあり、何度も読み返しています。

3Dプリンターの登場から始まり、クラウドファンディングやオープンイノベーションなど今となっては当たり前の概念もこの本を読むまでは知りませんでした。

本書で挙げられたエピソード、例えばクラゲ愛好家によるクラウドファンディングの成功、大学生の起業したSparkfunの躍進などには心躍ります。

本書が世に出てから10年が経ち、メイカームーブメントも実際にはそれほどバラ色ではないことも明らかになってきました。

2010年代後半、世界中に出店していたメイカースペースが倒産したニュースは世界のメイカーを驚愕させました。そんな中で個人がものづくりで稼ぐのはそれほど簡単じゃないぞ、ということがだんだんと広まってきました。

しかし、メイカームーブメントが終わったかと言うとそんなことはなく、一時の熱狂を通り過ぎて着実に成長しています。そこは著者のクリス・アンダーソンの言葉通りなのかな、と思います。

しかし、クリス・アンダーソンってWIREDの編集者だったんですけど、GEEK DAD作ったり、ARDUPILOT起業したりすごいですね。

クリス・アンダーソンはオープンイノベーションを強く推しているわけですけど、実際にオープンソースをどのくらいビジネスに取り入れるべきなのかは人によって違いがあって面白いなと思います。

英語で読む書籍

MAKE: THE INDIE MAKER HANDBOOK

Makeはインディーメイカーの世界的なスターPieter Levelsが執筆したE-bookです。本はこちらのサイトから購入することができます。

Pieter Levelsは個人開発者として、NomadListの開発で一躍知られるようになりました。

この本は個人開発者がどのような戦略をとるべきか、どのように開発を進め、ローンチにこぎつけ、収益化するべきかということを詳細に解説しています。

僕もこの本はことあるごとに読み返していますが、アイデアの発想からEXITに至るまでとても参考になります。

著者のPieterはとりわけBuild In Publicという考え方を大事にしています。

Build In Publicとは、自分が何を作っているか、どのようなことを考えているか、どこで躓いたかを包み隠さずオープンにしながら開発する手法ですが、この本を読んでから極力実践するようにしています。

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